地面がグニャグニャに歪んでおりました。幻覚はそのように始まった。その始まりの前に「雪蟲舞う頃に」の執筆は、始まった。思い出しただけでも、クラクラになってしまう程に、激しい世界でありました。原稿用紙から、ワープロの文豪ミニ7hに切り替えた。今思えば、ワープロではなく、印刷用版下製作用の器でありました。そういう新聞原稿を書くマシンから、この話は産声を上げておりました。北海道教育大学での話でありました。素直な自分の歩みに、それはストレートに反映する。私は自分のそんな姿を連想しておりました。病気が始まって3日後に、自分でパスタを茹でて、生卵からカルボナーラを作って食べておりました。もう好きな女の子の事は、どうでも良かった。本能的に、薬を飲む身分にさえならなければ、自然主義の自分は勝てる要素の私であると、感じておりました。結局、出来上がった作品は、凡庸なだけの作品だった。そうして私の処女作は始まりました。舞台は函館市でありました。私は、美人が好きでありました。
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雪蟲舞う頃に
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