石川啄木と聞いて、ちょっと眉をひそめた人は、借金魔で女たらし、といったイメージを抱いている人かもしれません。たしかに、だらしない一面もありましたが、わずか26年2か月という短い生涯にもかかわらず、世界各国で翻訳されるほどの詩や短歌などの文学作品を残しました。啄木の人生は、少年から青年へと移り変わるなかで、明治という時代と格闘しながら生きた、1人の人間の成長ドラマとしてみることもできるでしょう。ある意味で、悩み、苦しみ、もがきながらも明日を信じた啄木の生き方そのものが、作品と言っていいかもしれません。本書は、啄木の短い生涯を活写した評伝小説です。啄木のメッセージは現代社会においてもさまざまな示唆に富んでいると思います。従来の先入観にとらわれることなく、ぜひ、ありのままに生きた啄木の実像に触れてみてください。読み終えたあと、啄木がなぜ今も読み継がれているのか、その理由の一端がわかるかもしれません。なお、この作品は、2016年10月に再刊された文庫本『26年2か月 啄木の生涯』を新しく電子書籍化したものです。
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26年2か月 啄木の生涯
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