「社会モデル」に立って、障害が社会的な支援を受けて地域で自立して生活することを基本に据えると、障害を持つ人とそうでない人の境界は曖昧にある。誰もが少しは障害を持つ人に見られる特徴を持ち合わせている。また、障害であるかどうかは、その人が暮らす社会のありようによってきまる。障害をマイノリティで特異な存在と見なすのではなく、誰にでもあてはまる問題として位置づけ、その対象範囲を普遍的なものとした。そして、障害が社会的につくられると考えるならば、障害の概念を変えることで障害の当事者は少なくなるのではないだろうか。
※この書籍は約13,000字です。