母語である日本語の文を発信することを想像してみてください。あなたは一つしかない口で順番に語を繋げて語ると思います。また語を次々に繋げて文章を書くと思います。
聞いたり読んだりも同じはずです。他人の話は足早に耳元を通り過ぎていきます。電光掲示板の文を構成する語は、現われたと思ったらすぐに消えていきます。一つ一つの語をしっかり認識して繋いでいくようにしなければ、とても内容を理解できません。
そのようなデータ処理の仕組みを逐次処理(Sequential Processing)と言います。文は逐次処理で作られるものであり、そして逐次処理で理解されるものなのです。
真の英文の構造は、逐次処理に適った構造であるはずです。
英語を習得するには英語のルールが書いてある英文法を学ぶ必要があると主張する人は多いです。それ自体は間違いないことだと思います。
しかし、学校の英文法が説明している英文の構造は、文を構成している語が文の中を縦横無尽に往ったり来たりする構造です。そうした構造は逐次処理に直接適用することができないため、特に初期段階の英語学習には全く役に立ちません。それどころか自然な英語の認識の邪魔になってしまいます。
英語を実用するための英語学習に必要なのは、逐次処理に適った構造を説明している英文法です。この本はそのような英文法の概要を説明している本です。
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