一人は障「害」者はダメと言い、もう一人は障「害」者でなくてはと言う。
どちらも大切な友人ならあなたはどうしますか――?
戦前の辞書を千冊くらい調べたり、
言い出しっぺが誰かを調べたり、
障害表記に関する諸説を調べたり。
日本語における漢字のあり方、倫理的な考察、プランBとしての【被障者】提唱。
誰もが断片的にしか扱わなかった総合的な視点に取り組む令和時代の道標。
本当にまじめな人を板挟みから救い出すための本です。
読者が再検証しやすいように、多数の出典や資料の在処・リンクを多数掲載。
歴史における「障害」表記の発生を追いかけ、差別意識の真実に迫ります。
一万二千部配布されたパンフレットの思いがけない誤り。
身体障害者団体が情熱を持って主張した「障害者」表記への移行。
障「碍」者・「傷害」者と記した書物の存在。
漢字圏を理由にすることの倫理的な問題。
大分類「障害者」の発生時期。
先進的と考えられていた多摩市や宝塚市は、悪意なく“だまされた”被害者かも?!
あなたのご意見は、資料検証に耐えられますか?
幼い方々・日本語勉強中の方々にも広く読んでいただくべく、ほぼ全編に振り仮名を付けました。
漢字制限政策は、かつての出版業がルビ振りの手間を省こうとした動きでもあったのです。
※調査に手間や費用をいろいろかけたので、内容量に対し若干高めのお値段になっております。本文約94000字、原稿用紙235枚分です(見出し・紹介URL・振り仮名・目次など含まず)。
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はじめに
- 本書内の表現
- 振り仮名
- 引用時のご注意
- ネットへのリンクについて
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第一章
- 知見の土台と論点列挙
- 一-一 資料をもとに論じたい
- 一-二 本書の目的
- 一-三 資料はどうやって探す?
- 一-四 ウ冠障害を嫌う根拠
- 一-五 正しいと言える主張は何か
- (他2節)
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第二章 障礙者の歴史的呼称を追う
- 二-一 明治までの障礙者の呼び方
- 二-二 明治~戦前の辞書
- 二-三 明治~戦前の文書
- 二-四 明治~戦前の法文
- 二-五 終戦から'60年代
- (他6節)
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第三章 語学的に「障礙」を考える
- 三-一 仮説が観察結果を説明できないとき
- 三-二 不思議な語構造を持つ「障害者」
- 三-三 「障礙」の例外性
- 三-四 単独の文字で考える
- 三-五 成り行きによる漢字の置き換え
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第四章 辞書などの調査報告
- 四-一 辞書・辞典とは何か
- 四-二 調査を阻む意外な問題
- 四-三 戦前辞書の調査結果
- 四-四 戦前資料の表題・目次調査結果
- 四-五 戦後資料の表題・目次調査結果
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第五章 倫理的な面から考える
- 五-一 障礙者本人に反対者がいる
- 五-二 少数派を理由とすることの破綻
- 五-三 問題化すること自体が不快という意見
- 五-四 社会モデル/医療モデルとの対比はできない
- 五-五 石偏碍では国際化に対応できない
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第六章 代替語を考える
- 六-一 新語が満たすべき条件
- 六-二 新語【被障者】の提案
- 六-三 ウ冠障害から変えたくない人がいる
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第七章 その他の論点
- 七-一 傷つける害からのアナロジー?
- 七-二 韓国・中国ではどう書く?
- 七-三 アンケートに意味はあるか
- 七-四 「官許」と漢字制限の関係
- 七-五 布令字弁の実体
- (他14節)
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第八章 不信の積み重ね
- 八-一 杜撰『「碍」の字を常用漢字に』
- 八-二 パンフレット概観
- 八-三 細かなところ
- 八-四 豊田の情報に対する態度
- 八-五 パンフの信用できる部分は?
- (他2節)
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第九章 誰が何をすべきか
- 九-一 ウ冠障害悪玉論者全般
- 九-二 「一人でも嫌な人がいたら」論者
- 九-三 COMHBO
- 九-四 宝塚市
- 九-五 後かな「障がい」を利用してきた人々
- 九-六 文化庁・文化審議会系統
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第十章 要旨と結論
- 十-一 当初の疑問を整理する
- 十-二 ウ冠障害悪玉論への回答
- 十-三 本書筆者の結論
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第十一章 あとがき
- 十一-一 漢字表を急いだ手口と結果
- 十一-二 振り仮名や縦書きのこと
- 十一-三 筆者の当事者性
- 十一-四 謝辞
- 十一-五 筆者について
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第十二章 資料・文献
- 十二-一 基本情報源
- 十二-二 複数意見の集合
- 十二-三 一般的な資料や参照
- 十二-四 障碍の出典とされるもの
- 十二-五 辞書類