河島先生は自閉症児の子育てについて、次のように警鐘を鳴らす。母親は障がいのある我が子が愛おしくてたまらない。抱きしめたくなる。我が子がニコッと笑ってくれたり甘えてくれて機嫌良くしていれば、何もしなくても、何もできなくてもかわいい。
そういう中で子どもはかんしゃくを増し、甘えを増し、わがままな性格になり、ボタンのない服を着せてもらい、食べさせてもらい、お風呂に入れてもらい、トイレの世話も全部してもらう。親は子どもが何歳になっても赤ちゃんのように世話をしてくれる。そして、偏食は強くなっていく。そうすると、母親は子どもの好きな物を作らざるを得ない。そして運動をしたがらない。
だから、「マラソンを教えてできるようにしてあげる」とか、「一緒に勉強をして学ばせてあげる」ということは考えられないことになってしまう。