2025年は戦後80年の節目の年でした.世界では今も戦禍が続き,日本でも「新しい戦前」を危ぶむ声が聞こえます.だからこそ,戦争の反省から生まれた日本国憲法の意味をあらためて見つめ直す特集を組みました.
登場する徳田靖之弁護士は,戦争で奪われた名もなき命の結晶こそ憲法9条だと語ります.ハンセン病訴訟や優生保護法問題,JR駅無人化反対訴訟の経験から,「当事者が立ち上がること」が社会を変える力になると示してきました.名もなき一人ひとりが憲法を手に立ち上がる時,そこにはどんな希望が宿るのか.今こそ共に学び,社会のあり方を考えてみませんか.
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目次
街角から 地域や社会,そして私たちが覚悟しなければ 庄司 完
特集
徳田靖之弁護士が語る 自分らしく生きることは『絶対的権利』
ハンセン病訴訟・優生保護法訴訟・JR無人化駅反対訴訟をめぐる闘い
第1部 私にとっての憲法9条
父の命,母の心を奪った戦争,そして弁護士として
第2部 ハンセン病問題と憲法13条
「公共の福祉」とは
第3部 優生保護法問題に関わって
1人1人が優生思想に向き合うことから
第4部 JR無人化駅反対訴訟
当事者中心の闘いが社会を変える 憲法を武器に人間回復
第5部 徳田弁護士と共に闘って
当事者の声に謙虚に耳を傾けること 平松まゆき
誰しもが尊重される社会を 岡田 壮平
想像力の向こうに 佐藤 朗
調査報告 放置され続けている精神障碍者制限条項 調査と運動を積み重ねて 寺澤 暢紘
家族に注目 No.40 和田美珠さん
仲間同士が支え合って生きる No.40 和田公一さん/和田千珠子さん
心に残る映像作品の記憶を言葉に 第1回 結城 俊哉
書評
『お家に帰りたい -精神科長期療養病棟の人びと』 佐藤 ふき
『心の中から希望が切り離されないように』 香山 リカ
花野 和彦からあなたへ・34 花野 和彦
編集長から
編集後記
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