国境なきデジタル世界では、通信手段を通じて情報の共有化が進む。この状態は、ニューロンが脳細胞を接続するような大脳の状況に似ている。したがって、現代のデジタル世界で起こっている個々人の主張が国境に遮られることなく集積されていく状況は、ニューロンの働きを介する脳細胞全体の動きによって生まれるグローバルブレインと極めて類似している。そして、この状況を前提として思考を巡らせる考え方を、「グローバルブレイン」的思考ということができる。これは、新時代の世界観を表す言葉である。
本書は、この新しい時代の世界観が、著者個人に化体し渾然一体となって外に向かって語ったものである。つまり、新しい時代の世界観が主体で、著者を通して読者に語りかけているのである。本書は、真に預言なのである。