大学での線形代数の授業は週1回、理解できたという実感がありませんでした。
理解が不十分だという感覚は、卒業して教職についてからも続いていました。
退職後、統計検定1級の勉強を始めましたが、そこでは線形代数の理解が不可欠でした。
そこで、理解を補うために始めたのがシミュレーションを用いた学習方法です。
「高校生の線形代数」では、実際に点の変換を行い描画することで、今まで見えなかった部分が見えるようになり、俯瞰的な理解を得ることができました。こういう数学の勉強の仕方があってもいいのではないかと感じます。
「高校生の統計学」から始まるシリーズは、1年間で5冊、学習と執筆を楽しんですることができました。実際の授業で行ったわけではなく、独りよがりの面があることも否めません。しかし、これから益々、線形代数や統計学の重要性が高まってくると思います。学習法の1つとして参考にしていただければ幸いです。
内容は、高校生が体験的に学べるように、大学生が立ち戻って再学習できるように、数理的に説明しています。シミュレーションによる思考実験を取り入れた学習が、高校生の学習の幅を広げ、将来の飛躍につながることを期待しています。
Rに慣れるまでは指導者のもとで学習することが望ましいですが、昨今ではAIに質問するとプログラムの意味やエラーの原因を教えてくれます。AIは皆さんの学習効率を向上させてくれることでしょう。