今号の特集は「身体拘束を通して精神医療の構造的問題を問う」.日本の精神科病院では,隔離・身体拘束が高止まりの状況にあります.実際に拘束を経験された方の語りからは,「人の自由を奪うこと」が,いかに大きな問題をはらんでいるのか,改めて気づかされます.何故拘束がなくならないのか,この現状を変えるためにはどうしたら良いのか……精神医療の構造的問題に迫りました.
-------------------------------------------------------------
目次
街角から 運動の継続が大切 荒木 薫
特集
身体拘束を通して精神医療の構造的問題を問う
■身体拘束と人権をめぐる動向 増田 一世
■第1部 身体拘束が人生に及ぼすもの
私の体験
身体拘束は「罪」 工藤 恵
いつもの自分に戻ったら拘束を解いて C.W
一生消えない心の傷 渡邉 昌浩
正しい拘束の外し方 なかむらなつみ
身体拘束が患者に与える影響 宮本 有紀
■第2部 身体拘束がなくならない理由
身体拘束を実際に行う立場から考える 佐々木和敏
地域の抱える諸課題 安保 寛明
■第3部 身体拘束の現状を変えるヒント
漫然と繰り返されるケアからの解放 自分らしく自由に生きる 佐野 智子
他者を「縛る」実践は,私たちに全てを問い直させる 小村 絹恵
スウェーデンの取り組みと私たちの実践 篠原 宏江 鶴田 裕
■特別対談
身体拘束の「理想」と「現実」から 今,私たちが考えるべきこと
長谷川利夫×山田多佳子
連載
本
『社会保障のあゆみと協同』 小形 歩
『大人になる前に知る 老いと死』 猪又 崇志
花野 和彦からあなたへ・26 花野 和彦
編集長から
編集後記
-------------------------------------------------------------
こちらの商品はフィックス型(固定レイアウト)で作成されているため,タブレットなどの画面の大きい端末で見ることをお勧めします.また,余白や行間の調整,文字の選択や検索,ラインマーカーを引くことなどはできません.紙の本のレイアウトを忠実に電子化したものです.